AWS Graviton プロセッサとは?
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はじめに
AWS Graviton プロセッサがよくわからなかったので備忘録
AWS Graviton プロセッサとは?
AWS が独自にカスタムした Arm ベースのプロセッサらしい。
AWS Graviton は アマゾン ウェブ サービス により 64-bit の ARM Neoverse コアを使用してカスタム構成されたプロセッサで、Amazon EC2 で実行するクラウドワークロードに、最良の料金とパフォーマンスを提供するものです。
引用元: https://aws.amazon.com/jp/ec2/graviton/
■ そもそもプロセッサとは?
CPUと同義。 アプリケーションプロセスからOS 経由で呼び出され(=システムコール)、様々な処理を行うハードウェアである。
現在は第2世代で、AWS Graviton2 と呼ばれている。
インスタンスタイプに "g" とついてるものが、あれはすべて AWS Graviton2 プロセッサ。
ex) T4g, M6g など...
ちなみに第一世代は、インスタンスタイプが "a1" で始まる
画像引用元: https://aws.amazon.com/jp/ec2/graviton/
AWS Graviton のメリット
以下の2つがメリット。
① コストが安い
② 幅広いワークロードで使用できる
① コストが安い
オンデマンドインスタンスの料金で比べた場合、AWS Graviton プロセッサを使用したインスタンスタイプの方が安いことがわかる。
※ 同じ世代はなかったので、もっとも条件が近いもので比較
Key | Value |
---|---|
t3.small | 0.0272 USD |
t4g.small | 0.0216 USD |
参考:https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/on-demand/
ちなみにコストが安いからパフォーマンスが悪いというわけではなく、
例えば、T4gインスタンスは、T3インスタンスより、最大40%高いパフォーマンスを発揮するらしい。
Amazon EC2 T4g インスタンスは、Arm ベースの AWS Graviton2 プロセッサを搭載していて、T3 インスタンスよりも最大 40% 高いコストパフォーマンスを発揮します。対象は、多岐にわたるバースト可能な汎用ワークロードです。
引用元: https://aws.amazon.com/jp/ec2/instance-types/
② 幅広いワークロードで使用できる
AWS Graviton を使用するワークロードは、図で表すとこんなイメージ。
つまり、AWS Graviton のワークロードは、3つのパターンにわかれる。
パターン①AWS の EC2 サービス
パターン②AWS の EC2 以外の AWS サービス
パターン③独立ソフトウェアベンダー サービス
パターン①については、使用するワークロードによって、ユーザがインスタンスタイプを選択することが可能である
ただし、AWS Graviton では利用できる OS に制限があり、一般的な Linux OS の必要がある。
e.g) Amazon Linux 2、Red Hat、SUSE、および Ubuntu など。
すべてのワークロードがこの制約を受ける。(図の赤枠)
参考: https://aws.amazon.com/jp/ec2/graviton/
まとめ
AWS Graviton2 とは
- AWS が作った ARM ベースのプロセッサ
- コストが安く、いろんなワークロードで使える。
今度 EC2 インスタンスをデプロイする機会にぜひ使ってみたい。